おうち力学 リフォーム・リノベーション
洗濯機置き場と干し場をリフォームで使いやすくするポイント

洗濯機置き場と干し場をリフォームで使いやすくするポイント

洗濯機置き場と干し場を別々の場所にしているという家庭は少なくありません。
例えば、洗濯機置き場は1階で、干すのは2階のベランダというケースです。この場合、移動する手間がかかる上、洗濯物の量が多くなるほど体力も削られます。

また、階段の上り下りの際、洗濯物を抱えているため足元が見えず、転倒や転落のリスクもあります。一方、ベランダや庭がない家庭では、部屋干しが基本です。干す場所が専用の部屋ではなくリビングや自室である場合、匂いや湿気が目立ちます。衣類乾燥機を使用する場合は音も弊害となります。

こうした課題を解決するためには、洗濯機置き場と干し場を同じ階にリフォームしましょう。同じ階に洗濯機と干し場があることで、移動が楽で体力を多く消費することもありません。1階の場合、庭があるのならばそこに近い場所に洗濯機を置きましょう。

特に、南側なら太陽光をしっかりと浴びることができます。他に、早朝や夕方は湿度が高くなるため、日当たりのいい場所で9時から15時の間に干すとよく乾きます。このように、方角や干す時間帯も考慮してリフォームしましょう。

ただ、干し場が庭やベランダだと、天気の急変に気を付けなければなりません。突然雨が降り出して洗濯物が濡れてしまったり、風で飛ばされてしまったりといったケースが多くあります。しかし、せっかく干す場所があるのに心配で干せなくなるのはもったいないことです。
安心して干すためには、干し場に屋根や庇を設置するのが手っ取り早いです。
雨が降っても濡れる心配がなく、一緒に簡易的な壁も作れば風に飛ばされることもありません。さらに、洗濯物を干す以外にも簡単な物置として活用することもできます。

対して、干し場を完全に室内にする場合は、日当たりと風通しを考慮してリフォームしましょう。室内干しの場合も、南向きの部屋であると太陽光をしっかりと取り入れることができます。また、デッドスペースをなくして空間を広くすることで、風が抜けて洗濯物が乾きやすくなります。